中国大手5行、第3四半期は減益 不良債権圧力増大の恐れ

Reuters

発行済 2020年10月31日 01:01

[北京/上海 30日 ロイター] - 中国の大手国有銀5行が30日までに発表した第3・四半期決算は、減益となった。利益が過去最悪のペースで落ち込んだ第2・四半期からは改善したものの、経済活動の停滞で融資回収が困難になっていることから、向こう数四半期は不良債権圧力が高まるとの見方が出ている。

中国工商銀行(ICBC) (SS:601398) (HK:1398)は4.7%の減益。中国交通銀行 (SS:601328) (HK:3328)、中国銀行 (SS:601988) (HK:3988)、中国農業銀行 (SS:601288) (HK:1288)、中国建設銀行 (SS:601939) (HK:0939)の利益も減少した。