ボーイング737MAX、10月の受注取り消し12機

Reuters

発行済 2020年11月11日 11:19

[シアトル 10日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング (N:BA)は、運航停止中の主力機「737MAX」12機の受注が10月にキャンセルされたことを明らかにした。同月の同社全体の納入機数は13機と、前年同月の20機から減少した。

競合する欧州エアバス (PA:AIR)の10月の受注機数は11機で、納入数は72機だった。これを受けて過剰在庫への懸念が和らいだ。[nL4N2HS4F8]

欧州連合(EU)は、米政府によるボーイングへの補助金に対抗する措置として、今週、ボーイング機に15%の報復関税を課す方針で、欧州での販売の足かせとなりそうだ。[nL4N2HV4F1]

10月は中国のCDBリーシング(国銀金融租賃)やチェコの航空会社スマート・ウイングス、中東のオマーン航空などが737MAXの注文をキャンセルした。