午前の日経平均は反落、米株安と円高が重し

Reuters

発行済 2020年11月18日 12:30

[東京 18日 ロイター] - 18日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比197円44銭安の2万5817円18銭となり、反落した。前日の米株式市場が軟調な動きとなったことに加え、ドル/円相場が104円台前半と円高に振れたことを受け、日本株市場も朝方から幅広い業種で売りが先行。一時300円を超えるマイナスとなった。ただ、その後は下げ渋り、下げ幅は縮小した。

TOPIXは0.53%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆0072億円と薄商い。東証33業種中、鉱業、石油・石炭製品、不動産業の3業種は値上がり。非鉄金属、海運業、空運業、輸送用機器など30業種は値下がりした。

市場からは「短期的な上昇の過熱感に加えて、ドル/円相場がやや円高に振れていることが相場の重しとなっている。ただ、日経平均はこの後大きく下げる可能性は低く、後場もマイナス圏でのもみあいが続くのではないか」(SMBC信託銀行のシニアマーケットアナリスト、山口真弘氏)との声が聞かれた。