米主要500社の2020年配当、前年比1%減の見通し 急減は回避

Reuters

発行済 2020年11月19日 13:20

[18日 ロイター] - S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスによると、S&P総合500種株価指数 (SPX)を構成する企業の今年の配当総額は前年から約1%減少する見通し。従来の市場予想よりはるかに小幅な減少で、企業が新型コロナウイルスからの回復に自信を深め、配当を再開させたことが背景。

S&P500の構成企業は第2・四半期に400億ドル強相当の減配あるいは配当停止を決めており、四半期の統計では2009年以来の落ち込みとなった。

ただ、年半ばに米経済が回復し始めたのに伴い一部の企業が配当を再開したため、落ち込み幅が改善。マイクロソフト (O:MSFT)は9月に10%の増配を決めている。