日経平均は急反発、連日のバブル後最高値

Reuters

発行済 2020年12月01日 15:37

[東京 1日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、急反発。景気敏感株を中心に幅広く物色され、前日に続いて立ち会い時間中のバブル後最高値を更新した。

11月30日の米国株式市場は、利益確定の動きから反落して取引を終了。ただ、時間外取引で米株先物が終始しっかりとなり、これが好感された。さらに「日米ともに前日は月末のポジション調整が株価全体に影響した」(野村証券・エクイティ・マーケットストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれ、前日の引け味の悪さからムードは一変、日本株は朝方から買い優勢の展開となった。

寄り付き前に発表された法人企業統計で、7─9月期設備投資額が全産業で市場予想を上回ったことから、設備投資関連株が買われたほか、ドル/円がやや円安に振れたことで主力の輸出関連株がしっかり。市場関係者によると「押せばすかさず買いが入る。出遅れた投資家の買いニーズが強いと言えそうだ」(SBI証券・投資情報部アドバイザーの雨宮京子氏)という。ただ、高値警戒感から利益確定売りも出ており、後半は主力輸出株などが伸び悩んだ。