コニシ Research Memo(1):国内トップクラスの接着剤・シーリング材メーカー

Fisco

発行済 2020年12月28日 15:41

更新済 2020年12月28日 16:01

コニシ Research Memo(1):国内トップクラスの接着剤・シーリング材メーカー

■要約コニシ (T:4956)は、「ボンド」ブランドで知られる国内トップクラスの接着剤・シーリング材メーカーである。

一般家庭用が有名であるが、産業用、住宅・建材用、建築・土木用と幅広い製品をそろえており、主たる市場は住宅・建築・土木関連である。

1. 2021年3月期第2四半期の業績動向2021年3月期第2四半期の業績は、売上高61,894百万円(前年同期比5.1%減)、営業利益2,717百万円(同11.2%減)、経常利益2,749百万円(同12.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,711百万円(同13.0%減)となった。

セグメント別では、新型コロナウイルス感染症の拡大(以下、コロナ禍)の影響により主力のボンド事業と化成品事業が減収・減益となったが、土木建設事業は工事請負事業である子会社が好調であったことなどから前年同期比では増収・増益となった。

2. 2021年3月期の業績見通し2021年3月期の業績は、売上高128,000百万円(前期比5.3%減)、営業利益5,900百万円(同17.1%減)、経常利益5,950百万円(同17.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3,700百万円(同19.3%減)が予想されている。

セグメント別では、ボンド事業と化成品事業は通期でも減収・減益予想だが、上期に増益となった土木建設事業は増収・減益予想となっている。

これは2020年3月期第4四半期において工事請負事業である子会社がかなり好調であったことから控え目に予想したもので、現在の足元の状況から判断すると予想を上回る可能性は高い。

言い換えれば、営業利益5,900百万円の予想はボトムラインと言えそうだ。

また年間36円配当は継続する予定だ。

3. 新しい中期経営計画を策定中同社は、2021年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表していたが、コロナ禍により目標を達成することは難しくなった。

そのためこの計画は一旦白紙とし、今後の新型コロナウイルス感染症の状況(ウィズコロナ、アフターコロナ)を見据えた新しい中期経営計画を策定中だ。

正確な時期は未定だが、この新中期経営計画がどのような内容になるのか注目したい。

■Key Points・国内最大級の接着剤・シーリング材メーカー。

向け先は住宅用、産業用、土木建設補修用等幅広い・2021年3月期はコロナ禍の影響で減益予想だが営業利益59億円がボトムライン(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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