ロンドン金融街の繁栄を確信、幹部「EU市場のアクセス無関係」

Reuters

発行済 2021年01月27日 18:23

更新済 2021年01月28日 01:28

[27日 ロイター] - 英ロンドンの金融街「シティー・オブ・ロンドン(シティー)」の幹部は英国の欧州連合(EU)離脱の影響について、一部の金融ビジネスは失われたが致命的ではなく、EUがアクセスを遮断しようとしてもロンドンは世界の主要な金融ハブであり続けると自信を示した。

シティーの行政責任者キャサリン・マクギネス氏はロイターに「ビジネスを失うのは残念だが、壊滅的なものでは全くない」と指摘。「ロンドンの基本的な力強さには非常に自信があり、別の場所でビジネスを補う。何が起きてもロンドンは繁栄を続ける」と語った。

また、ロンドンほどの規模の国際金融ハブがルールを「受け入れる側」に回ることはないと述べた。

マクギネス氏によると、英国からEUへ移った雇用はおよそ7500人。投資コンサルタントのオリバー・ワイマンは2016年の時点で6万5000─7万5000人の雇用喪失を予想していたという。