米マクドナルド、10─12月期さえず 21年売上高は2桁前半伸び予想

Reuters

発行済 2021年01月28日 23:07

更新済 2021年01月29日 02:54

[28日 ロイター] - 米マクドナルドが28日発表した2020年第4・四半期決算(12月31日まで)は、売上高と利益が市場予想を下回った。米国市場での販売は伸びたものの、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、欧州の一部で2回目のロックダウン(都市封鎖)措置が導入されたことが響いた。

2021年の全体の売上高は2桁台前半の伸びになると予想した。

株価はほぼ横ばいで推移。

海外市場の既存店売上高は7.4%減。新型コロナ危機がより深刻なフランス、ドイツ、イタリア、スペインでの減少が目立った。

リフィニティブがまとめたアナリスト予想は5.03%減だった。

ただ、米国の既存店売上高は5.5%増と前四半期から改善し、市場予想の5.15%増を上回った。コロナ感染への対応としてドライブスルーでの販売を強化したほか、マクリブサンドイッチなどの限定販売を実施した。

世界の既存店売上高は1.3%減。予想は1.46%減だった。前年同期は2.2%減。

総売上高は2.1%減の53億1000万ドル。予想の53億7000万ドルを下回った。