ソフトバンクG、4―12月の純利益は6.4倍の3兆円 投資利益が拡大

Reuters

発行済 2021年02月08日 15:16

更新済 2021年02月08日 16:09

[東京 8日 ロイター] - ソフトバンクグループは8日、2020年4─12月期の連結純利益(国際会計基準)が前年同期の約6.4倍となる3兆0551億円だったと発表した。投資先の株価や公正価値の上昇により、ファンド事業で投資利益が拡大した。

全体の投資利益は3兆7995億円だった。このうちファンド事業は2兆7288億円だった。

ビジョンファンドでは、ドアダッシュやウーバーなどの株価が好調で未実現評価益1兆5415億円を計上したほか、未上場投資先の公正価値上昇で5306億円の評価益を計上した。投資の売却による実現益は2093億円だった。ビジョンファンド2ではKEホールディングスなどの上場後の株価上昇で未実現評価益5427億円を計上した。

持ち株会社投資事業からの投資利益は8465億円だった。上場株式などへの投資による損失3014億円を計上した一方、スプリントとTモバイルUSの合併とTモバイル株の一部売却による利益や未実現評価益などがあった。