iPhone12ミニの販売低迷、小型機種需要さえず=調査

Reuters

発行済 2021年02月10日 01:58

[9日 ロイター] - 調査会社カウンターポイントが9日に公表したデータによると、米アップルの「iPhone12ミニ」の1月上半期の売り上げは新機種全体の売り上げの5%にとどまった。主力製品の小型版の需要が弱いことを示した。

スマートフォン利用者はここ数年、大型サイズの機種に移行している。どこでも動画を見たり、フェイスブックやインスタグラム、TikTok(ティックトック)、スナップチャットなど視覚的表現が豊かなソーシャルメディアを常に使ったりしているためだ。

JPモルガンのアナリスト、ウィリアム・ヤン氏は先週、小型のiPhone12やミニの需要が弱いことから、アップルが第2・四半期にミニの生産を停止する可能性があるとし、「こうした調整は投資家にとって想定内であるため、マイナスの材料にはならないはずだ」と述べた。