米国株まちまち、ナスダック小反発 ハイテク株が盛り返す

Reuters

発行済 2021年02月27日 07:22

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米国株式市場はまちまち。値の振れる展開となる中、ナスダック総合は小反発して取引を終えた。前日は米国債利回りの上昇を受け、過去4カ月で最大の下落率を記録していた。

S&P総合500種ははほぼ変わらず。

ダウ工業株30種は1.5%値下がり。一時3週間ぶり安値に沈む場面もあった。

ナスダックは週間で昨年10月以来の大幅安となったものの、月間では約1%値上がりした。S&Pも月間で約2.6%高、ダウも約4%高となった。

アップル、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、アルファベットは軒並み0.2─1.4上昇。しかし、米債利回り上昇に圧迫され、週間では数カ月ぶりの大幅な下げを記録した。

6メリディアンの最高投資責任者アンドリュー・ミエス氏は、「金利が上昇する道筋にあることは確かだ」とした上で、バイデン大統領が掲げる1兆9000億ドルの新型コロナウイルス追加経済対策案に言及し、「株への追い風が存在することを忘れてはいけない」と述べた。

2月堅調に推移した金融、エネルギーはこの日、そろって約2%下落。情報技術は0.6%高、フィラデルフィア半導体は2.3%高となった。

S&Pバリュー株指数は1.3%安、グロース株指数は0.3%高と、今月みられた流れが反転した。

ここ数日、再び急伸していたゲーム販売ゲームストップは一時の上昇から下げに転じ、6.4%安で終了。

顧客管理ソフト大手セールスフォース・ドットコムも6.3%安。通期利益見通しが予想を下回った。