ボルボ、2030年までに全新車を電動化へ

Reuters

発行済 2021年03月02日 15:02

[ロンドン 2日 ロイター] - スウェーデンの自動車大手ボルボ・カーは2日、2030年までに全ての新型車を電動化する計画を発表した。自動車業界では、同時期までにガソリンやディーゼルエンジンの車両を段階的に廃止する目標を掲げるメーカーが相次いでいる。

ボルボのホーカン・サミュエルソン最高経営責任者(CEO)は記者団に「ガソリン・エンジンを使い続けたいと真に思う顧客はいなくなると完全に確信している」と説明。「電気自動車が顧客にとってより魅力的だと確信している」と続けた。

2025年までに世界で販売される新車の半分を完全EVにし、残る半分をハイブリッド車にする目標を掲げた。

ボルボは中国の浙江吉利控股集団の傘下に置かれている。数年内にEVの新ブランドを立ち上げ、全てオンラインで販売する計画も明らかにした。同社は完全EV第2弾となる「C40」を同日に発表する予定。