米国民の春休み旅行予定、全体の12%に低下=業界団体

Reuters

発行済 2021年03月05日 09:57

[ワシントン 4日 ロイター] - 全米旅行産業協会は4日、同国では数千万人単位で新型コロナウイルスワクチン接種が進んでいるにもかかわらず、旅行需要は依然低く、今年の春休みに旅行を予定している国民は全体の12%にとどまっていると発表した。米旅行業界は過去1年、コロナ関連の需要消滅で壊滅状態にある。

全米旅行産業協会が委託した調査によると、この春休みに旅行を予定している国民の割合は1週間前の16%から12%に低下した。

同協会は、この調査は米国人が依然旅行に不安を持っていることを示しているとし、「旅行需要の自立回復の時期を見通せる状況からはほど遠い」との見解を示した。