米マスターカードとビザ、交換手数料引き上げを来年4月に延期

Reuters

発行済 2021年03月17日 15:02

[16日 ロイター] - 米マスターカードとビザは16日、顧客がオンライン決済を行なった際に米小売り業者が支払う交換手数料の引き上げ計画を、来年4月まで延期した。新型コロナウイルス感染流行で企業の苦戦が続いている状況を受けたもの。

マスターカードは「一部小売り業者が依然として前例のない状況に直面している事態を考慮し、先に発表した米国における手数料変更の予定を2022年4月に延期する」と表明した。

交換手数料は、顧客がカードを利用するごとに小売り業者がカード発行銀行に支払うもの。