ゴールドマン、「殺人的」業務に若手から苦情 CEOが対応策

Reuters

発行済 2021年03月23日 09:06

[ニューヨーク 22日 ロイター] - ゴールドマン・サックス・グループのソロモン最高経営責任者(CEO)は、投資銀行部門の若手社員から殺人的業務に不満が出ている問題で、休日を確保できるよう幹部陣の労働時間を増やし、他部門から増員すると表明した。ソロモン氏が社員に音声メッセージを通じて伝えた対応策を記した書類の内容を、ロイターが22日確認して分かった。

複数のメディアは先週、ゴールドマンの投資銀行部門のある若手グループが今年2月、経営幹部に苦情を申し入れたと報道。それによると、若手社員は目の前の仕事をこなして「非現実的な締め切り」を達成するため毎週100時間近く働き、睡眠は1日5時間にとどまっており、13人の1年目社員を含めたこのグループの半数は職場環境が改善されない限り、夏までに退職する可能性が大きいと訴えたという。