米新車販売、第1四半期は増加 半導体不足は懸念要因

Reuters

発行済 2021年04月02日 03:01

更新済 2021年04月02日 05:54

[1日 ロイター] - 自動車メーカー各社が11日発表した第1・四半期の米新車販売台数は増加し、新型コロナウイルス流行に伴う昨年の低迷から回復している兆候を示唆した。

しかし、2月に米南東部を見舞った寒波に伴う生産停止に加え、世界的な自動車向け半導体の不足の影響が懸念視される中、2021年の自動車市場回復ペースには慎重な向きも多い。

米ゼネラル・モーターズ(GM)の第1・四半期の米販売台数が4%増の64万2250台。スポーツ多目的車(SUV)やクロスオーバーSUVが好調だった。

トヨタ自動車は約22%増の60万3066台で、日産自動車は約11%増の28万5553台。韓国・現代自動車も約28%増の16万7130台だった。

ステランティス傘下のフィアット・クライスラー米国部門は5%増の46万9651台。ジープのSUVやピックアップトラックの「ラム」ブランドの需要が伸びた。