米アップルの紛失防止タグ、競合社が公聴会での検証呼び掛け

Reuters

発行済 2021年04月21日 10:46

[20日 ロイター] - 米アップルは20日、紛失物を探すことができる追跡機能付きタグ「Airtags(エアタグ)」を発表した。紛失防止スマートタグで先行する米タイルは、同社が証言する予定の21日の米上院委員会の反トラストに関する公聴会でアップルの参入を検証するよう呼び掛けた。

タイルのCJプローバー最高経営責任者(CEO)は文書で「当社は公正である限り競争を歓迎する。残念ながら、アップルがプラットフォームの優位性を利用して自社製品の競争を不当に制限してきたことが立証されており、われわれは懐疑的だ」と表明した。

エアタグは鍵などの持ち物に取り付けておくと、紛失した場合にアップル機器を使って探せる。新興企業のタイルは10年以上、紛失防止タグを販売してきた。