米GEの第1四半期キャッシュフロー、市場予想ほど悪化せず

Reuters

発行済 2021年04月28日 01:36

[27日 ロイター] - 米ゼネラル・エレクトリック(GE)が27日発表した第1・四半期のキャッシュフローは8億4500万ドルの純流出と、市場予想(13億ドルの純流出)ほど悪化しなかった。

ただ、通期のフリーキャッシュフローと1株利益の見通しは従来予想を維持。競合他社が業績見通しを上方修正する中での据え置きは投資家の失望感を誘い、株価は中盤の取引で3.8%安の13.05ドルとなった。

カルプ最高経営責任者(CEO)は電話インタビューで、航空事業が今期中にどのように推移するかを把握した上で見通しを修正すると述べた。

GEの第1・四半期は低調な傾向にあるが、収益や運転資本の改善により、キャッシュバーン(現金流出)ペースが鈍化した。

第2・四半期も同様に前年同期比でキャッシュフローの改善が見込まれている。