米ダウやS&P上昇、ハイテク株は軟調

Reuters

発行済 2021年05月04日 06:51

[3日 ロイター] - 米国株式市場では、ダウ工業株30種はS&P総合500種指数が上昇。おおむね底堅い企業決算が買いの手掛かりとなった。一方、大型ハイテク株を含むグロース株には売りが出て、ナスダック総合指数は軟調だった。

石油サービスのベーカー・ヒューズは8%高。衣料小売りのギャップは7.1%、スポーツ用品のフット・ロッカーは4.1%上昇した。

ウェドブッシュ・セキュリティーズの株式トレーディング部マネジング・ディレクター、マイケル・ジェームズ氏は「きょう大幅に値上がりした銘柄は全て、経済再開や個人消費に対する明るい見方が影響している」と述べた。

一方、ネット通販のアマゾン・ドットコムやグーグルの持ち株会社アルファベット、交流サイトのフェイスブック、マイクロソフトなどは値下がり。半導体株もさえず、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は1.2%下落した。

リフィニティブのデータによると、S&P総合500種企業のうち約半数が決算発表を終了する中、第1・四半期の企業収益は46%増加する見通し。4月時点では24%増と予想されていた。予想を上回る1株利益を計上した企業は全体の約87%に上る。