米GM、第1四半期利益急増 利益率高い車種に注力

Reuters

発行済 2021年05月06日 00:10

[5日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が5日発表した第1・四半期決算は、世界的な半導体不足にもかかわらず、利益が予想を大幅に上回った。コスト削減に加え、利益率が高いピックアップトラックとスポーツ用多目的車(SUV)に注力したことが奏功した。通年業績については、調整後の税引前利益が予想の上限近くになるとの見通しを示した。

第1・四半期の純利益は30億ドル(1株当たり2.03ドル)と、前年同期の2億9400万ドル(同0.17ドル)から急増。一時項目を除く1株利益は2.25ドルと、アナリスト予想の1.04ドルを大幅に上回った。

ただ、売上高は325億ドルと、327億ドルからやや減少。アナリスト予想は327億ドルだった。