インド、中国からの無線LANモジュールの輸入承認を保留

Reuters

発行済 2021年05月10日 13:37

[ニューデリー 7日 ロイター] - インド通信省無線計画調整局(WPC)が中国からのWi-Fi(無線LAN)モジュールの輸入承認を少なくとも昨年11月から保留していることが、事情に詳しい関係者2人の話で明らかになった。

こうした状況により米国のデル、HPや中国の小米科技(シャオミ)、Oppo(オッポ)、Vivo(ビボ)、レノボ・グループ(聯想集団)といったコンピューターメーカーやスマートフォンメーカーは、主要な成長市場であるインドで製品発売を先送りする事態となっている。

関係者によると、無線LANモジュールを内蔵するブルートゥーススピーカー、ワイヤレスイヤフォン、スマートフォン、スマートウォッチ、ラップトップといった電子製品の中国からの輸入が遅れている。

関係者の話では、米国、中国、韓国の企業による中国からの輸入申請80件余りがWPCから承認されないままとなっている。インド企業でさえ数社が、中国からの一部製品を輸入するのにWPCの承認を待っているという。