Reuters
発行済 2021年05月10日 15:34
更新済 2021年05月10日 18:19
[東京 10日 ロイター] - パナソニックは10日、2022年3月期通期の連結営業利益見通しを前期比28%増の3300億円と発表した。自動車向け事業の回復がけん引するという。IBESがまとめたアナリスト18人の予想の平均は3298億円で、会社計画はほぼ市場の予想通りとなった。
今期の増収増益をけん引するのはオートモーティブ部門。市況の回復、北米新ラインの稼働などが売上増に寄与し、円筒型車載電池の材料を見直すことなどで利益も改善する。同部門の売上高見通しは16%増の1兆5600億円、営業利益は2.5倍増の280億円。
エアコンなどを含む主力のアプライアンス部門は、営業利益見通しが1050億円と、前期の1043億円からほぼ横ばいにとどまる。前期にコロナ禍の影響で営業赤字を計上したコネクテッドソリューションズは、システム開発子会社の健闘で180億円の黒字となる計画。
前期の連結営業利益は2586億円と12%減少。コロナの影響で航空機向け事業などが大きな打撃を受けた。
会見した梅田博和専務(CFO)の主な発言は以下の通り。
*今期業績予想、原材料高騰や半導体逼迫による製品供給リスクなど勘案
*テスラ含めた円筒形電池事業、黒字が定着してきた
*オートモーティブ部門の今期調整後営業利益500億円、電池事業が4割弱
●会見内容等を追記して再送します。
が書いた: Reuters
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