米CDC諮問委、12歳以上のファイザー製ワクチン接種を支持

Reuters

発行済 2021年05月13日 05:35

更新済 2021年05月13日 10:09

[12日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)に勧告を行う予防接種諮問委員会(ACIP)は12日、ファイザー/ビオンテック製の新型コロナウイルスワクチンについて、12─15歳への接種年齢拡大を全会一致で支持した。各州で12歳以上へのワクチン接種が進む見通しだ。

米食品医薬品局(FDA)は10日、同ワクチンの緊急使用許可(EUA)の対象を12-15歳に拡大することを承認した。これまでの対象は16歳以上だった。

CDCの諮問委員会による支持は必須ではないものの、連邦規制当局による最後の重要な承認となる。

ジョージア州、デラウェア州、アーカンソー州など一部の州は11日に12歳以上への接種を開始している。

CDCのワレンスキー所長は声明で、CDCは正式に同ワクチンを推奨するとし、今回の決定で約1700万人が新たに接種対象になると述べた。

バイデン米大統領は12日、保護者に対し子どもにワクチンを接種させるよう要請。「パンデミック(世界的大流行)への戦いにおける一段の大きな一歩だ」と述べた。