エールフランス、カナダ便にバイオ燃料搭載 EU基準に先駆け

Reuters

発行済 2021年05月19日 14:43

[パリ 18日 ロイター] - 航空大手エールフランスKLMは18日、カナダ便にバイオ燃料を搭載したエアバスA350を導入した。業界内で対応が分かれる中、低公害燃料を採用する準備が整っていることを示した。

このバイオ燃料は、仏エネルギー大手トタルが使用済み食用油から製造した持続可能な航空燃料(SAF)。エールフランス342便はこの日、SAFを16%混合した燃料を搭載し、パリのシャルル・ド・ゴール空港を離陸。カナダのモントリオールに向かった。

空港運営会社ADPと3社は共同声明を発表し「航空輸送の脱炭素化と仏国内でのSAFサプライチェーンの開発という共通の目標」を示すものだと述べた。