ゴーン被告に500万ユーロの報酬返還命令=オランダ裁判所

Reuters

発行済 2021年05月20日 23:32

更新済 2021年05月21日 12:09

[アムステルダム 20日 ロイター] - 日産自動車前会長で現在逃亡中のカルロス・ゴーン被告が、日産自と三菱自動車がオランダに設立した統括会社「日産三菱BV(NMBV)」と雇用契約および報酬を巡り争っていた裁判で、アムステルダムの裁判所はゴーン被告に対し報酬500万ユーロ(610万ドル)を返還するよう命じた。

裁判所は、ゴーン被告とNMBVとの雇用契約が日産自と三菱自の取締役会による承認を得ておらず有効ではないと判断。2018年4─11月にNMBVから受け取った報酬の手取り額500万ユーロの返還を求めた。またゴーン被告がNMBVで自身の報酬などを不当に決定していたとした。