米でマナー違反の乗客急増、マスク拒否で罰金 航空各社が報告

Reuters

発行済 2021年05月25日 10:23

[ワシントン 24日 ロイター] - 米航空連邦航空局(FAA)によると、航空各社が今年これまでに報告した、運航に支障をきたすような乗客によるマナー違反は約2500件に上った。このうち、フェイスマスクを着用していなかったケースが1900件を占めた。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)下でマナー違反件数が急増していることを受け、FAAは3月、1月に導入した手に負えない乗客に対する「ゼロトレランス」(不寛容)政策の無期限継続を決定した。

FAAは24日、破壊的かつ攻撃的な行動を取ったとして、5人の乗客に対して9000ドル─1万5000ドルの罰金を科すよう提案したことを明らかにした。また、395件について違反の可能性があると指摘したほか、30件の執行措置を開始した。