中国ファーウェイ、スマホ向け独自OSを6月リリースへ

Reuters

発行済 2021年05月25日 14:45

更新済 2021年05月25日 14:55

[深セン(中国) 25日 ロイター] - 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は、スマートフォンに搭載する独自基本ソフト(OS)「鴻蒙」(英語名ハーモニー)を6月2日にリリースすると発表した。米国の制裁で打撃を受けたスマホ事業の立て直しを図る。

独自OSの投入によって米アルファベット傘下グーグルのOS「アンドロイド」への依存から脱却できるようになる。米制裁でファーウェイはスマホの新機種でグーグルの技術サポートを受けられなくなったほか、開発者向けサービスをまとめた「グーグル・モバイル・サービシズ(GMS)」にもアクセスできなくなった。

ファーウェイが独自OSと同時にスマホの新機種を発売するのか、あるいは既存機種のソフトウエア更新を行うのかは不明。

同社は米政府が2019年に発動した制裁で、米国製の主要技術へのアクセスも制限されており、ハーモニー導入後も影響はかなり残るとみられる。