米当局、J&Jワクチン数百万回分の廃棄を要請  委託先で製造

Reuters

発行済 2021年06月12日 02:05

更新済 2021年06月12日 04:54

[11日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は11日、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)に対し、委託先の米工場で製造された数百万回分の新型コロナウイルスワクチンを廃棄するよう求めた。

これらワクチンは医薬品受託製造会社のエマージェント・バイオソリューションズが運営するメリーランド州ボルティモアの工場で製造。同工場ではJ&Jのワクチンに別のワクチンの成分が混合するミスが発生し、米当局は4月に製造停止を命じていた。

関係筋2人によると、FDAは同時に、約1000万回分のワクチンについては使用を認めたという。

これに先立ち、米紙ニューヨーク・タイムズは関係筋の情報として、FDAがJ&Jに約6000万回分のワクチンを廃棄するよう要請したと報じていた。