米議決権助言会社ISS、東芝の取締役候補5人の反対を推奨

Reuters

発行済 2021年06月12日 19:35

更新済 2021年06月12日 20:18

[東京 12日 ロイター] - 米国の議決権行使助言会社インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)は12日、東芝が25日の定時株主総会で提案する取締役候補者13人のうち、永山治取締役会議長ら5人の反対を推奨した。

いずれも指名委員会や監査委員会のメンバーで、株主への圧力問題に対する疑わしい対応の責任を取るべきなどとしている。綱川智社長兼最高経営責任者(CEO)ら8人には賛成を推奨した。

東芝を巡っては、株主に選任された弁護士3人が10日、昨年7月の株主総会に運営について、「公正に運営されたものとはいえない」と結論づける調査報告書を発表した。

ISSが反対を推奨したのは、指名委員会委員長でもある永山議長、監査委員会委員長と指名委員会委員を兼務する太田順司氏、監査委員会と指名委員会の委員を兼務する山内卓氏、監査委員会委員の小林伸行氏、指名委員会委員のワイズマン広田綾子氏。