対中で率直な意見表明が必要、一帯一路見直しも=伊首相

Reuters

発行済 2021年06月14日 13:31

[カービスベイ(英イングランド) 13日 ロイター] - イタリアのドラギ首相は13日、主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)の共同声明について、西側諸国と中国の違いについて率直な意見を表明する必要があったと記者団に述べた。

中国の広域経済圏構想「一帯一路」への参加についても、慎重に見直していく方針を示した。

共同声明では、中国に対して人権尊重や新型コロナウイルスの発生源に関する調査を求めた。

ドラギ氏は「(中国は)多国間のルールに従わない専制国家で、民主主義世界と同じ世界観を共有していない」とし、「協力する必要はあるが、共有できないもの、受け入れられないものについては率直に指摘する必要がある。米大統領は沈黙は共犯だと述べた」と発言した。