米議会、トランプ政権下の司法省「悪質」行為を調査へ

Reuters

発行済 2021年06月14日 14:11

[ワシントン 13日 ロイター] - 米民主党有力議員は13日、トランプ前政権下の司法省の「悪質な」行為について調査を開始する方針を示した。司法省が民主党議員の通話記録を押収した問題などを調査するとしている。

司法省も、民主党のシフ、スウォルウェル両議員の通話記録が押収されたことについて、内部調査を開始している。

トランプ前政権で司法長官を務めたバー、セッションズ両氏に対しては、トランプ氏の個人的・政治的利益を法の順守よりも優先したとの批判が相次いでいた。

民主党のペロシ下院議長はCNNで「トランプ政権下の司法省は悪質だった」と指摘。シューマー上院院内総務も、バー、セッションズ両氏を召喚する方針を示し、「議会の正式な調査で宣誓証言を行う必要がある」と主張した。

主要7カ国首脳会議(G7サミット)で会見したバイデン大統領は「トランプ氏は権力を乱用し、トランプ政権下の司法省は制御が効かない状態だった。これから一掃しなければならない」と書かれたメモを持っていた。