中国バイトダンス創業者、出身地の教育支援に7700万ドル寄付

Reuters

発行済 2021年06月23日 13:41

[北京 22日 ロイター] - 動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)の創業者である張一鳴氏は、出身地の福建省・竜岩市の教育を支援するため5億元(7735万ドル)を寄付する。市当局が22日に発表した。

中国当局がハイテク業界への監視を強めるなか、業界幹部の教育分野などへの寄付が相次いでいる。

張氏は、同氏の祖母の名にちなんで付けられた財団に寄付する。教師の育成や職業訓練支援、技術教育のインフラ整備に使われるという。

関係者によると、この財団は竜岩市の農村部を中心に活動を行い、張氏も今月同市を訪れ、教師たちと話をしたという。

中国の食品デリバリー大手、美団の創業者、王興氏も今月、教育や科学研究の推進に向けて約20億ドル相当の同社株を同氏の基金に寄付している。