スバル社長「半導体リスク続くが、北米中心に販売回復」=株主総会

Reuters

発行済 2021年06月23日 14:34

[東京 23日 ロイター] - SUBARU(スバル)は23日、東京都内で定時株主総会を開いた。中村知美社長は「足元で半導体供給リスクは続くものの、各市場とも力強さを感じている。主力の北米市場を中心に販売回復を見込む」と述べ、2022年3月期(今期)の業績予想を「確実に達成できるよう取り組む」と語った。

今期の連結業績予想(国際会計基準)は、売上収益が前期比16.6%増の3兆3000億円、営業利益が95.2%増の2000億円、純利益が83%増の1400億円。世界販売は16.3%増の100万台を計画する。

株主からは配当に関する質問があった。年間の配当金額は16年3月期以降は4年連続で144円だったが、20年3月期は100円、前期と今期は同じ56円と減ってきている。今期予想では前期から利益の増加を見込んでいるにもかかわらず、配当金が前期と同額であることにも不満の声が上がった。