台湾TSMC、日米で新半導体工場の建設を視野

Reuters

発行済 2021年07月15日 20:08

[台北 15日 ロイター] - 半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は15日、米国と日本での新たな工場建設を視野に入れていることを明らかにした。新型コロナウイルス危機の影響でスマートフォンやノートパソコン、自動車向けの半導体需要が急増している。

中国の生産能力を拡大するほか、米アリゾナ工場の「第2段階」の拡張を行う可能性も排除しないとした。

日本での特殊技術(スペシャルティーテクノロジー)半導体工場建設を検討していることも明らかにした。

劉徳音会長はアナリストとの電話会議で「競争上の優位性を維持・強化し、新たな地政学的環境において顧客により良いサービスを提供するために、グローバルな製造拠点を拡大している」と説明した。