中国シノバック製ワクチン、2回目接種後半年で効果低下=研究

Reuters

発行済 2021年07月27日 00:42

[北京 26日 ロイター] - 中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物化学)製の新型コロナウイルスワクチン接種により得られる抗体は、2回目の接種後6カ月頃に基準値を下回る傾向にあるものの、3回目の追加接種(ブースター接種)によって一段の予防効果が得られる可能性があることが、江蘇省疾病予防当局やシノバック、他の中国機関によって行われた研究で分かった。

25日に発表された論文によると、18─59歳の健康な成人の血液サンプルを使用。2週間または4週間の間隔でワクチンを2回接種した場合、2回目の接種から6カ月後に中和抗体の水準が基準値を上回っていたのはそれぞれ16.9%、35.2%に過ぎなかったとした。