中国の滴滴、株式非公開化検討とWSJ報道 会社側「うわさ」と否定

Reuters

発行済 2021年07月29日 20:34

更新済 2021年07月30日 09:54

[29日 ロイター] - 米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は29日、中国配車サービス最大手の滴滴出行(ディディ)が株式非公開化を検討していると報じた。中国政府の懸念を払しょくし、株価下落による投資家の損失を補てんする目的だという。

WSJは関係筋の話として、中国政府による締め付けが強まる中、非公開化を検討しており、サイバーセキュリティー規制当局からの支援も受けていると報じている。

一方、滴滴は声明を発表し、WSJの報道を否定。「中国の関連政府当局によるサイバーセキュリティーの審査に全面的に協力している」と説明した。