トヨタ、9月に世界で計画比4割減産 コロナ拡大で部品不足

Reuters

発行済 2021年08月19日 17:52

更新済 2021年08月20日 00:10

[東京/ワシントン 19日 ロイター] - トヨタ自動車は19日、9月の世界生産を計画から4割ほど減らす方針を明らかにした。世界的な半導体不足に加え、東南アジアで新型コロナウイルスの感染が拡大し、部品調達に支障が出ているため。減産台数は織り込み済みで、2022年3月期通期の生産・販売計画は維持する。

トヨタ幹部によると、減産規模は36万台。地域別では、国内で14万台、北米と中国で各8万台、欧州で4万台、アジアで8000台、その他で1万台としている。

90万台弱を計画していた9月の生産は54万台にとどまる見込み。ベトナムやマレーシアでコロナの感染が急拡大し、ロックダウン(都市封鎖)などによって部品メーカーの生産に影響が出ている。

通期の生産計画930万台、販売計画(連結ベース)870万台は据え置く。もともと想定していた通期の減産規模の範囲内で、連結業績予想にも変更はないという。