中国JDドットコム、第2四半期は予想上回る ユーザーの伸び好調

Reuters

発行済 2021年08月24日 00:21

更新済 2021年08月24日 14:00

[上海 23日 ロイター] - 中国の電子商取引(EC)大手、京東商城(JDドットコム)が23日に発表した第2・四半期(6月30日まで)決算は市場予想を上回った。今後の業績について、中国当局による規制強化で大きな影響は受けないとの見通しを示した。

同社の香港市場上場株は前場の取引で約10%上昇。時価総額が約100億ドル増加した。

特別項目を除く利益は、米国預託株式(ADS)1株当たり2.90元と、アナリスト予想の2.35元を上回った。

普通株主帰属の純利益は7億9430万元(1億2248万ドル)と、前年同期の164億元(25億3000万ドル)から減少。普通株主帰属の非GAAPベースの純利益は46億元と、59億元から減少した。

純売上高は約26%増の2538億元(391億4000万ドル)。リフィニティブがまとめたアナリスト予想は2492億7000万元だった。

当局が規制を強化する中でも、第2・四半期のユーザー数の伸びは3200万人と、過去最高となった。物流事業やマーケットプレイス事業も拡大した。