中国華融、新たな戦略的投資家の候補と協議

Reuters

発行済 2021年08月30日 14:42

[上海 30日 ロイター] - 中国国有の不良債権受け皿会社、中国華融資産管理(華融)の王占峰会長は30日、新たな戦略的投資家の候補と協議を進めていることを明らかにした。

同社は通期決算が160億ドルの赤字となり、中国中信集団(CITIC)率いる国有企業連合との間で投資契約を締結したと明らかにしている。

同会長は決算会見で、多くの投資家が引き続き華融を信用しており、国内外の新たな戦略的投資家の候補と協議を進めていると発言。

同社の幹部は「手早く利益を上げる体制から、時間をかけて苦労して利益を上げる体制に移行する必要がある」と述べた。急激な拡大路線を取った頼小民・元会長は、汚職事件を受けて1月に死刑を執行された。