日経平均は4日続伸、半導体株などに買い、利益確定売りで一時マイナスも

Fisco

発行済 2021年09月02日 15:53

更新済 2021年09月02日 16:29

日経平均は4日続伸。
1日の米国市場でNYダウは小幅に3日続落し、48ドル安となった。

雇用サービス会社ADPの8月雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を下回るなどし、利益確定の売りが出た。
一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は過去最高値を更新。
本日の東京市場でも値がさ株を中心に買いが先行し、日経平均は71円高からスタートすると、寄り付き直後には一時28626.20円(前日比175.18円高)まで上昇した。
ただ、前日までの上昇を受けて利益確定の売りも広がり、前場にはマイナスへ転じる場面があった。


大引けの日経平均は前日比92.49円高の28543.51円となった。
終値としては7月14日以来の高値となる。
東証1部の売買高は10億5806万株、売買代金は2兆6395億円だった。

業種別では、金属製品、その他製品、保険業が上昇率上位だった。
一方、陸運業、空運業、鉄鋼が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の41%、対して値下がり銘柄は55%となった。


個別では、東エレク (T:8035)などの半導体関連株が堅調で、レーザーテック (T:6920)やルネサス (T:6723)は3%超の上昇。
ルネサスは前日の説明会内容が評価されたようだ。
また、半導体の安定供給へ集中投資するという社長取材報道が見られた。
任天堂 (T:7974)
やソフトバンク (T:9434)も上昇。
郵船 (T:9101)や商船三井 (T:9104)といった海運株は売りに押される場面もあったが、結局プラスで引けた。
フジ (T:8278)はMV西日本 (T:8287)との経営統合が好感され、東京機 (T:6335)などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、公募増資の実施を発表したJR西 (T:9021)が13%を超える下落。
JR東 (T:9020)などの他の鉄道株や、同様にコロナ禍の影響が大きいH.I.S. (T:9603)などの旅行関連株にも警戒した売りが波及したようだ。
ソフトバンクG (T:9984)、ファーストリテ (T:9983)、トヨタ自 (T:7203)もさえない。
また、宮越HD (T:6620)やJR西が東証1部下落率上位に顔を出した。

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