ミュンヘン自動車ショー開幕、環境車で競争 半導体不足が大きな影

Reuters

発行済 2021年09月07日 01:31

[ミュンヘン 6日 ロイター] - 独ミュンヘン国際自動車ショーが6日、開幕した。新型コロナウイルス感染拡大後に開かれる最初の主要自動車ショーで、各社はこぞって電気自動車(EV)などの低排出ガス車を披露。ただ世界的な半導体不足が大きな影を落としている。

独自動車大手ダイムラーのオーラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)は、自動車業界は2023年まで半導体の調達に苦労する恐れがあると指摘。ただ「一部の半導体供給業者は需要の構造的な問題を指摘している」とし、23年は状況が改善する可能性があるとの見方も示した。

トヨタ自動車や米ゼネラル・モーターズ(GM)のほか、インドのマヒンドラ・アンド・マヒンドラなど多くの自動車メーカーがこれまでに半導体不足を理由に生産や販売などの見通しを下方修正。