ウーバー運転手は個人事業主ではなく従業員、オランダ地裁が判断

Reuters

発行済 2021年09月13日 19:36

[アムステルダム 13日 ロイター] - オランダのアムステルダム地裁は13日、配車大手ウーバーのドライバーについて、個人事業主ではなく従業員であり、労働者としての権利をさらに享受する資格があるとの判断を示した。

英国でも同様な判決が出ており、単発の仕事を請け負うギグエコノミーで労働者の権利を訴えている労働組合が勝訴した形となった。

今回の訴訟では、オランダ労働組合連盟(FNV)が、ウーバーの運転手は実際にはタクシー会社の従業員であり、同業他社の労働者と同水準の報酬と手当て受け取る権利があると主張。アムステルダム地裁はFNVの訴えを認めた。

ウーバーは判決を不服として控訴すると表明。「オランダでドライバーを雇用する計画はない」とし「判決に失望した。圧倒的大多数のドライバーは、引き続き個人事業主であることを望んでいる。ドライバーは働くかどうか、いつどこで働くかを選ぶ自由を放棄したくないと考えている」と主張した。