ブラジル、未成年者へのワクチン接種を停止の可能性

Reuters

発行済 2021年09月17日 09:23

[ブラジリア 16日 ロイター] - ブラジル連邦政府は、未成年者を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種の停止を検討している。約350万人の未成年者がすでに接種済みだが、死亡したケースや副反応に懸念が持たれている。サンパウロ州など一部の州は接種を進める方針。

ケイロガ保健相は会見で、健康上の問題を抱えていない12─17歳の未成年者へのワクチン接種を早まって実施した州や都市を批判した。こうした人へのワクチン接種は本来15日から始まる予定だったという。

ケイロガ氏は、既に1回目の接種を終えている健康な未成年者は、2回目接種を受けるべきではないとし、10代の予防接種の全国的な停止を求めた。