英中銀、銀行部門の競争促進へ 新規参入促す=ウッズ副総裁

Reuters

発行済 2021年09月23日 16:58

更新済 2021年09月23日 17:10

[ロンドン 22日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のウッズ副総裁は22日、銀行セクターへの新規参入を促し、競争促進に取り組む考えを示した。

英国のリテールバンキング部門は、HSBC、バークレイズ、ロイズ、ナットウエストの大手4行の優位が長年続いてきた。

ウッズ氏はロンドン金融街のマンションハウス(ロンドン市長公邸)で行ったスピーチで「適切に機能する競争市場というのは、企業が容易に参入・撤退できる市場だ」と述べた。

中銀は、企業が市場に混乱をもたらすことなく撤退できるという信頼感を高めるため、今後数年間に取り組みを強化する方針。

ウッズ氏は「確実に安全な撤退プロセスは、新規参入企業の受け入れ拡大につながるため、容易な参入の当然の帰結として不可欠だ」と述べた。