米CDC、高齢者や高リスク者の追加接種支持 諮問委提言を一部退け

Reuters

発行済 2021年09月25日 05:49

[ワシントン 24日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は24日、65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人、感染リスクの高い職場や施設の従事者を対象に米ファイザー/独ビオンテック製が共同開発した新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)を支持した。

これにより、追加接種を24日から開始する道が開かれる。米薬局チェーン大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスと米小売り大手ウォルマートはこの日、対象者には早急に追加接種を実施すると発表した。長期療養施設やワクチン接種センターでも展開される予定。

CDCは65歳以上の高齢者は追加接種を受けるべきとしたほか、がんや糖尿病などの基礎疾患を持つ50歳以上の人にも追加接種を推奨。基礎疾患のある18─49歳までの人はワクチンの効果とリスクを個々に判断した上で追加接種を受けることができるとした。

また、職場や施設の環境により、感染リスクが高い18─64歳の人も追加接種を受けることができるとした。