日経平均は9日ぶり反発、外部環境を巡る懸念和らぐ、戻り売りで上値重く

Fisco

発行済 2021年10月07日 16:00

更新済 2021年10月07日 16:15

日経平均は9日ぶり反発。
6日の米国市場でNYダウは続伸し、102ドル高となった。
共和党上院のマコネル院内総務が連邦政府の債務上限を12月まで一時的に拡大する案を示したほか、エネルギー価格の下落や長期金利の上昇一服も安心感につながった。
本日の日経平均はこうした流れを引き継いで137円高からスタート。
前日までの大幅下落で自律反発に期待した買いも入り、前引けにかけて一時28015.11円(前日比486.24円高)まで上昇したが、後場に入ると戻り待ちの売りに押される銘柄が増えて伸び悩んだ。


大引けの日経平均は前日比149.34円高の27678.21円となった。
東証1部の売買高は13億
3087万株、売買代金は2兆9449億円だった。
業種別では、海運業、輸送用機器、その他金融業が上昇率上位だった。
一方、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の38%、対して値下がり銘柄は57%となった。


個別では、郵船 (T:9101)、川崎船 (T:9107)、商船三井 (T:9104)といった海運株が大きく上昇し、レーザーテック (T:6920)は2%超の上昇。
ソフトバンクG (T:9984)、任天堂 (T:7974)、東エレク (T:8035)、ファーストリテ (T:9983)も堅調だった。
ウエルシアHD (T:3141)は上期決算が減益となったが、市場予想を上回ったことで急反発。
上期の単体業績速報を開示したディスコ (T:6146)も買い優勢となった。
また、カワタ (T:6292)や一蔵 (T:6186)がストップ高を付け、東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、武田薬 (T:4502)は経口オレキシン作動薬の試験中断がネガティブ視されて3%超の下落。
決算発表のイオン (T:8267)とイオンファン (T:4343)は揃って大きく下落した。
また、原油相場の反落でINPEX (T:1605)
が8%超の下落となり、三井松島HD (T:1518)などの関連銘柄も東証1部下落率上位に多く顔を出した。

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