米与野党、債務上限一時拡大で合意 債務不履行を足元回避

Reuters

発行済 2021年10月08日 01:41

更新済 2021年10月08日 05:36

[ワシントン 7日 ロイター] - 米上院民主党トップのシューマー院内総務は7日、与野党の上院指導部が連邦債務上限を12月上旬まで一時的に拡大する方針で合意したと発表した。これによって、政府資金が18日に枯渇し、米国が債務不履行に陥る可能性は回避された。

上院議員の側近よると、今回の措置では債務上限を現行の28兆4000億ドルから4800億ドル引き上げ、28兆9000億ドルとする。

シューマー氏は「今日すぐにも成し遂げたい」とし、上院で直ちに審議を開始すると表明した。

債務上限を一時拡大する法案の採決に向けた動議の採決は早ければ9日にも実施される見通しだが、上院議員全員の支持があれば、9日前の採決もあり得るという。

動議が可決されれば、上院通過に向けた採決に移る。