米金融街社員のデジタル通信保存、SECが調査=関係者

Reuters

発行済 2021年10月13日 09:23

[ワシントン 12日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)は、ウォール街の銀行が社員による電子メールのやり取りなどをどのように保存しているかについて幅広い調査を開始した。関係者3人が明らかにした。

SECはここ数週間に複数の銀行に連絡し、社員の個人用デバイスを中心に、テキストメッセージや電子メールなど業務上のデジタル通信を適切に記録しているか確認したという。

こうした動きは、SECが民主党政権下で銀行への監視を強化していることを示す新たな兆しで、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けた在宅勤務の中、銀行が社員の通信を記録する難しさも浮き彫りにしている。

SECは広範囲にわたると懸念される問題について定期的な調査を行っており、今回の問題が正式な調査につながるとは限らない。