米アップル、新マックブック・プロ発表 自社開発の新型半導体搭載

Reuters

発行済 2021年10月19日 04:41

更新済 2021年10月19日 05:37

[18日 ロイター] - 米アップルは18日、自社開発の新型半導体を搭載するノートパソコン「MacBook Pro(マックブック・プロ)」の新モデル2機種を発表した。

価格は14インチが1999ドルから、16インチが2499ドルから。双方とも来週に出荷を開始する。

新機種には自社開発の半導体「M1Pro」と「M1Max」を搭載。インテルやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の半導体よりも省エネを実現しながら、自社開発の従来の「M1」よりも性能を高めた。

従来の「M1」でもインテル製の半導体より優位性が見られたが、クリエイティブ・ストラテジーズのアナリスト、ベン・バジャリン氏はプロ仕様の半導体について「この電力効率でこのようなパフォーマンスを実現したのは前例がない」とし、優位性が一段と明確になったと指摘。今後数年間で低価格モデルにも搭載されるだろうと述べた。

アップルの半導体担当チーフ、ジョニー・スルージ氏によると、「M1Max」は他社の高性能ノートパソコンに搭載されている半導体よりも消費電力を最大100ワット削減し、バッテリー駆動時間を改善したという。