ユナイテッド航空、第3四半期は損失縮小 感染再燃で黒字化ならず

Reuters

発行済 2021年10月20日 09:06

[シカゴ 19日 ロイター] - 米ユナイテッド航空が19日に発表した第3・四半期決算は、損失が前年同期から縮小したものの、新型コロナウイルス感染が再燃したことで予約が鈍り、キャンセルも増加したため、計画していた黒字化は実現しなかった。

調整後の損失は1株当たり1.02ドルで、前年同期の8.16ドルの損失から大幅に減少。リフィニティブのアナリスト予想である1.67ドルの損失よりも改善した。

また、政府のパンデミック支援で純利益は1株当たり1.44ドルだった。

一方、カービー最高経営責任者(CEO)は、このところの逆風が「追い風に変わりつつある」と予想。同社は第4・四半期の売上高が2019年比で最大75%まで回復するとし、第3・四半期の約68%を上回るとの見通しを示した。

同社株価は通常取引で2%安で引けたが、その後の時間外取引で約2%上昇した。